ガイドブックには載っていない世界の裏事情

英語じゃなくて、じつは“●●●●語”を話せると旅が充実!?

2014.08.06

Travel

世界一周トラベラー、渡辺久美です。今回は、中央アメリカ北部に位置する「グアテマラ」の旅をご紹介します。

グアテマラの町角風景。女性は美しい織物の民族衣装を着ています。

グアテマラ? 聞きなれない人も多い国かもしれません。が、長期旅行者の間では大人気の国。というのも、最近では、グアテマラでスペイン語を学んでから中南米を旅するというスタイルが流行中だからです。

意外と知られていないのですが、世界でスペイン語を公用語としている国と地域は20以上も。スペインはもちろん、メキシコ、グアテマラ、アルゼンチン、チリなど、中南米のほとんどの国でスペイン語が話されています。つまりスペイン語が少しでも分かれば、その後の旅がより楽しくなること間違いなしなのです。 逆に、中南米の国では、びっくりするくらい英語が通じず、「英語なら少し話せる!」と甘くみると旅人は苦しむハメに…。

グアテマラでのスペイン語留学が人気な理由は主にふたつ。「スペイン語はなまりが少なく学びやすい」、「物価が安い」というところ。

私たちが留学したのは、湖畔にあるサンペドロ・ラ・ラグーナという素朴な町。

授業は1日4時間×週5日、期間は2週間(せっかくなのではじめの1週間はグアテマラ人のお宅にホームステイしました)。私の場合、スペイン語に関してはまったくの初心者で、数字も単語も何ひとつ分からない状態からのスタートだったのですが、2週間後には、旅で困らない程度のスペイン語を身につけることに成功。

ホームステイ先では、お母さんと一緒にグアテマラの主食「トルティーヤ」作りを体験。食事は、トルティーヤに豆のペースト、野菜、肉料理などがつきました。

「名前は?」「出身は?」という自己紹介はもちろん、「~まで何時間かかる?」「荷物を預かってもらえる?」「バスタオルを借りられる?」など、バスターミナルやホテルでよく使う会話ができるように。その後の半年間に及ぶ南米の旅が、見事なまでに充実したものになったのは言うまでもありません。

勉強してみて分かったことは、スペイン語は日本人にとって学びやすい言語だということ。ローマ字の表記通りに読めばOKで、英語のLやR、thのように難しい発音がなく、覚えたての単語を口にすると、ちゃんと現地の人にも通じるので、やる気も日に日にアップしていきました。

授業はこんなわらぶきの教室で。

1日の流れは、起床、ホームステイ先で朝ごはん。学校で授業(4時間)。家に帰って昼ごはん。午後はカフェなどに行って復習&予習。家に帰って夜ごはん。早めに就寝という流れ。

そして、気になる留学費用はというと、私たちが学んだ学校の場合、2週間(40時間)の授業料は約1万5000円、1週間のホームステイ(3食付)は約7000円でした(※いずれもひとり分の料金)。そして、1時間あたりに換算すると400円弱と、驚くほどリーズナブル。学校によって料金はまちまちで、サルサのレッスンやマヤ文明について学ぶオプションがついていることも。

もし、スペイン語ビギナーが学校選びをするなら、チェックしてほしいのは、「先生が英語を話せるか」ということ。分からない単語を、分からないスペイン語で説明されても理解ができず、時間がかかってしまいます。あとは事前に学校を見学してみて、雰囲気が気に入るかどうか、もし先生が合わなかったときに変更できるかどうか、などを確認するとよいかも。

グアテマラのもうひとつの魅力はかわいいおみやげ物。色とりどりの刺繍がほどこされた民族衣装が並んでいるようすは見ているだけでワクワクしてきます。

サンペドロの町で見つけた、民族衣装を使ってリメイクされたデニムたち。


ありきたりの旅じゃつまらない!という人は、グアテマラへスペイン語留学&ホームステイはいかがでしょう。ひと味違った旅気分を満喫できるはず。