ガイドブックには載っていない世界の裏事情

満員まで2時間待ちも当たり前!? 世界の驚きバス事情

2014.09.24

Travel

世界一周トラベラーの渡辺久美です。今回のテーマは、旅をしていると各国で何度となく乗ることになる長距離バスについて。バスの中では現地の人たちとも長い時間を一緒に過ごすので、その国の習慣や文化を感じられるまたとないチャンスでもあるのです。
 

世界には、まるで飛行機のビジネスクラスのように広くて快適な座席のバスも。

まずは広大な南米大陸のバス。南米の面積は日本のなんと47倍! 縦横無尽に走る抜けるバスは南米旅の醍醐味のひとつと言ってもいいでしょう。南米のバスでは町から町へ移動するのに10時間以上、ときに30時間以上かかることも珍しくありません。そのためバスの中にトイレがついていたり、機内食ならぬ「車内食」がついていたりすることも。

エクアドルからペルーへ向かう30時間バスで出た車内食。

 次に、トルコのバス。トルコでは昔からバス文化が発展していて、旅人の間でも「トルコのバスは快適」と有名です。実際、私たちもいろいろな国をまわってからトルコを訪問しましたが、バスのサービス、清潔感とも申し分無く、どのバス会社を使っても品質が安定しているのを感じました。

飲み物、お菓子、おしぼりのサービスがあるのはトルコのバスならでは!

続いてアフリカのバス。ほかの国と違い、時刻表が存在しないアフリカのバスに乗れば、「アフリカンタイム」を実感できます。アフリカのバスは満員になるまで発車してくれません。満席になるまで2時間程度の待ちですめば良い方、満席ではまだ足りず通路にまで人が溢れてようやく出発、なんてことも。

バスに荷物を詰め込むのも大騒動。いちいちみんなが集まって大騒ぎになるのもアフリカらしい光景です。

 これだけでもカオス状態のアフリカバスですが、それを増長させるのはマラウイのある習慣。マラウイでは「ゴミをゴミ箱に捨てる」という習慣がなく、出発して大して時間も経たないうちに、乗客たちが食べた果物やナッツの食べかすで、バスの床は足の踏み場もないほどに。ビニール袋やペットボトルは躊躇なく窓の外に投げ捨てられます。私たちには当たり前のことでも、国によっては常識ではないことを痛感させられる出来事でした。

そんなカルチャーショックを受けたマラウイですが、町はのどかでのんびりとしていて、貧しくてもみんな幸せそうに暮らしているのが印象的。

その国に生活する人たちの日常の姿に触れられるバス旅。さすがに30時間を超える移動はかなりキツイですが、時間に少し余裕があるときには長距離バスの旅に挑戦してみては?