ガイドブックには載っていない世界の裏事情

南米各国にある「日本人宿」って? 

2014.12.10

Travel

世界一周トラベラーの渡辺久美です。

今回のテーマは、世界に多数ある「日本人宿」。中南米には、驚くことにどの国にも日本人が経営しているリーズナブルな日本人宿があるのです。旅に出てまで日本人同士で集まるのはちょっと…と思いがちですが、日本人宿に泊まるメリットはたくさん。今回はそんな日本人宿について紹介します。

清潔で快適! 各国で泊まった日本人宿を紹介します。

日本人宿とは、ひと言で言うと旅をしている日本人が泊まれる宿のこと。各国に移住した日本人のご夫婦・ご家族、または現地の人と結婚した日本人が経営しています。自分たちが住んいでいる家の一部や、隣接する家屋に宿泊することができ、ドミトリーや個室などいくつか部屋のタイプがあることも。トイレ、シャワーは共同、Wi-Fi完備、キッチンも付いていて、1泊ひとり1,000円前後と節約旅行にもうれしい価格。

日本人宿のキッチン。鍋や調理器具、皿などが揃っています。オーナーさんから醤油やお米などを分けてもらえることも。

日本人宿に泊まる一番のメリットは、同じ地域を旅する日本人に会えること! 旅人同士で、インターネットにもまだ載っていない最新情報を交換できる貴重なチャンスです。特に、メインの交通手段がバスの南米では、適切なルート、実際にかかった時間や金額、時にはストライキなどの情報も得ることができ、旅のプラン作りにとても役立ちました。

また、みんなで一緒に日本食を作って食べたり、レンタカー仲間を見つけたり、次の行き先が同じ場合は一緒に旅をすることになったりと、いろいろな出会いを楽しむことができます。日本人同士なので、宿内での盗難はほとんど無く(ゼロとは言い切れませんが…)、パソコンやカメラなどを安心して使うことができるのも大きなメリット。

みんなでワイワイと料理作り。

もうひとつ、実用的なメリットが日本から荷物を送る場合に日本人宿を荷物の受取先にできること。私も出発から8ヶ月経ったとき、日本からパラグアイへ化粧品、調味料、洋服などを送ってもらいました。予め宿のオーナーさんと連絡を取り、荷物を送る際のアドバイスなどももらうことができてとても助かりました。

最後に、南米にあるオススメの日本人宿を紹介します。私たちが泊まって特に良かったのは、ペルーの「お宿桜子」、アルゼンチンの「FUJI旅館」、チリの「汐見荘」の3軒。桜子とFUJI旅館はオーナーさんがとても親切、宿も清潔で快適でした。汐見荘は海鮮市場で魚を買ってきて、宿泊者たちと一緒に手巻き寿司パーティをしたのがいい思い出です。

チリ「汐見荘」での手巻き寿司パーティ。日本を出て以来、久しぶりに食べた生の魚に感動! 寿司酢や海苔も現地のスーパーで買うことができました。

普通の海外旅行ならホテルに泊まることが多いと思いますが、少し長い旅のときなどは日本人宿に泊まって旅仲間との出会いを経験してみては? きっと一味違った旅の思い出ができるはずです。

Text kumi Watanabe