ガイドブックには載っていない世界の裏事情

携帯電話も持っている!? 意外と近代的なマサイ族の生活

2014.12.17

Travel

世界一周トラベラーの渡辺久美です。今回のテーマはマサイ族。


赤を基調とした鮮やかな布をまとったマサイの男性たち。

アフリカのケニア・タンザニアに住み、伝統的な生活を続けている先住民族ですが、優れた身体能力と肉体美を持ち、各国のドキュメンタリー番組に取り上げられることも多数。私たちはケニアで野生の動物たちを見学するサファリツアーに参加した際、オプションでマサイ族を訪ねることができました。今回はそんなマサイ族について紹介します。

マサイは、伝統的な生活を守りながらも観光に力を注ぐなど一部で近代化を受け入れています。流暢な英語を話し、観光客にマサイの伝統的な生活様式、習慣などを説明し、家の中も見学させてくれます。マサイの伝統的な家屋は動物のフンと泥から作られており、もちろん電気や水は通っていません。この日は雨が降っていて、雨漏りしていました。

マサイの家庭訪問へ!

家の中では火が焚かれ、女性たちが夕食の準備をしていました。マサイの食生活はとても特殊。野菜や果物を口にせず、パン、米などの炭水化物も摂らないそう。伝統的な食事は、牛乳と牛の血、そして肉だけだそうです。但し、最近ではウガリ(アフリカでよく食べられている、穀物をお湯で練った食べ物)、チャパティ、米などの炭水化物も食べることもあるそうです。

家の中で煮炊きをする女性。電気が無いため真っ暗で、煙が充満していました。

私たちの暮らしとは大きく異なる生活に驚きますが、このままでは終わらないのがマサイ村の観光。家庭訪問を終えて帰ろうとすると、“おみやげ攻撃”が始まるのです(笑)。カラフルなビーズと木で作られたブレスレット、動物の牙のネックレス、またマサイがまとっている赤を基調とした布など種類も豊富。私と同じツアーで行ったアメリカ人の男性はライオンの牙のついたネックレスを、中国人の女性はマサイとお揃いの布を購入していました。私もせっかくマサイ族に会ったんだからと、おみやげ用にアクセサリーをいくつか購入しました。

マサイ族から買ったおみやげのブレスレット。

実は私たちがマサイの村に向かう直前、サファリのガイドさんがマサイ族の担当者に「これから何人で行く」と電話で連絡をしていたそうです。電気も無い、伝統的な家に暮らすマサイですが、彼らにとっても携帯電話は生活必需品のよう(笑)。原始的でありながらも、近代化をうまく? 取り入れているマサイ族ですが、彼らに会えるのは貴重な経験となること間違いなし! 携帯電話で話すマサイ族を見にアフリカに行ってみては?

Text Kumi Watanabe